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松島 ラスト

松尾芭蕉です。
 ほれほれ、そこのわんことその主人。ここに来て一服しなされ。ワシは松尾芭蕉(1644−1694)じゃ。Misacoさんとまろんか。可愛らしい名前じゃのう。あっはっは。Misaco殿は歴史や国語の成績が悪かったとは言え、ワシの『奥の細道』は聞いたことがあるじゃろう。そうだ、その旅の途中なのじゃ。はっはっは。

 へ〜、そうですか、松尾芭蕉(まつおばしょう)さん。それはそれはお疲れ様です。松尾芭蕉と聞くと、思わずたけし軍団の松尾伴内(まつおばんない)の顔を思い浮かべてしまいますが、私だけでしょうか。

 気にするでない。ワシはな、詩人でいろいろなところで詩を詠んできたが、ここ松島はあまりにもすばらしい景色じゃで一句も思い浮かばんのじゃ。それで、あきらめてここで一服してるってわけだな。

 へ〜、そうなんですか。それはそれはのんびりしてていいですね。
でも、松尾芭蕉さん、「松島やああ松島や松島や」って、やつは松尾さんが詠んだのではないのですか?私はてっきりそうだと思ってましたよ。

 Misaco殿、なるほどなるほど、その勘違いから察するにお主の国語や歴史の成績が悪かったのが伺えますぞ。今流行のグーグル何とかで、検索してみぃ、いろいろのっとるよ。あれはな逸話じゃ。ワシはその句は詠んでないんじゃ。先ほども申したが、松島の見事な絶景に一句も詠めなかったのさ。ちぇっ。

 そうでしたか。それは残念でしたね、でも私、その気持ち分かりますよ。元気出してね。じゃあ、松尾芭蕉さん、いや、まっちゃん、体に気をつけて旅を続けてくださいね。

 あぁ、ありがとう。お主も達者でな。歌に精進するのじゃぞ。

 はい。わかりました。さようなら。

 はい、さようなら。

 こうしてMisacoさんの松島の寄り道は終わり、仙台へ移動しました。


(この会話はMisacoさんの頭の中で描かれたもので、フィクションです。)

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